変形抑制効果

動的遠心模型試験を実施し、SECURE-G工法の液状化時の変形抑制効果を確認
→レベル2地震動に対して、無対策に比べ液状化時の盛土の天端沈下量を70%程度以下に、法尻水平変位量を50%程度以下に抑制

動的遠心模型試験その①:Case1無対策、Case2ジオシンセティックスのみ、Case3 SECURE-G工法の比較


  • 遠心加速度50G:図中の寸法は実物換算

  • 入力波:正弦波(300gal,50波,1.2Hz)

  • 阪神大震災地震動相当(16.7秒後)
    沈下低減:沈下量を66%に低減
    側方変位:境界条件が十分でなく、対象にせず

動的遠心模型試験その② 東京工業大学:Case1無対策、Case2砕石のみ、Case3 SECURE-G工法の比較


  • 遠心加速度50G:図中の寸法は実物換算

  • 入力波:2011年東北地方太平洋沖地震
    K-net水戸(IBR006,NS成分)

  • 主揺動終了後(120秒後)
    沈下低減:沈下量を62%に低減
    側方変位:側方変位をゼロレベルに抑制

動的遠心模型試験その③土木研究センター:Case1無対策、Case2 SECURE-G工法の比較


  • 遠心加速度50G:図中の寸法は実物換算

  • 入力波:平成7年兵庫県南部地震
    道路橋示方書(Ⅱ-3-2,NS成分)

  • 加振終了後(50秒後)
    沈下低減:沈下量を87%に低減
    ただし、無対策は負のダイレイタンシ―により完全液状化に至らず、沈下量は標準より小さく抑えられていた
    側方変位:側方変位を31%に抑制